2010年度 談話会

3月10日(木曜日)16:30〜, 於 16号館126, 127号室

『NEW STATES OF QUANTUM MATTER』

講師:Prof. Gordon Baym(University of Illinois)

講演要旨: In recent years physicists have created new states of quantum matter from quark-gluon plasmas in ultrarelativistic heavy ion collisions to new Bose and Fermi superfluids in ultracold trapped atomic clouds. Although these systems differ in energy scales by some 20 orders of magnitude, they share many questions of physics in common. This talk will review these new states and discuss intriguing connections between the two areas.

問い合わせ先:松井哲男(tmatsui at hep1.c.u-tokyo.ac.jp)


12月14日(火曜日)16:30〜,  於 16号館119, 129号室

『弦理論を用いたハドロン物理』

講師:杉本茂樹氏(東京大学 数物連携宇宙研究機構・特任教授)

講演要旨:ハドロンというのは、陽子、中性子、中間子などの強い相互作用をする粒子の総称です。このハドロンはクォークやグルーオンを基本粒子とする量子色力学というゲージ理論を用いて記述できるというのが、現在の常識ですが、実は最近このハドロンには弦理論を用いたもう一つの記述のしかたがあるという主張がなされています。弦理論は、素粒子が点粒子ではなくひも状をしているという仮説に基づく理論で、量子重力を含む究極の統一理論の候補と言われています。これがどうしてハドロンを記述する理論になり得るのか、その主張がどの程度うまくいっているのか、なるべく分かりやすく解説したいと思っています。


9月28日(火曜日)16:30〜

『(格子)QCDから核力を導く』

講師: 青木 慎也 氏 (筑波大)

講演要旨:湯川博士は、陽子や中性子を原子核に束縛する未知の力(核力)を、未知の粒子(中間子)の交換によって説明した。それ以降、実験的、理論的に核力の研究は発展し、散乱実験を高精度で再現する「現実的な核力ポテンシャル」が構築されている。一方、陽子、中性子、中間子などのハドロンは少数のクォークの束縛状態であり、クォーク間の相互作用は量子色力学(QCD)により記述されることが分って来ている。この講演では、QCDを使って「現実的な核力ポテンシャル」を導き出そうとする最近の研究成果とその発展を紹介する。



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